旦那の不貞行為は許すことが出来ませんが、浮気は一人で行えるものではなくその相手が必要になりますので、旦那の浮気相手に対しても何らかの制裁を加えたいというのは当然のことだといえます。
実は慰謝料請求は配偶者である旦那に行えるだけでなく、不貞行為を行った浮気相手に対しても請求することは可能で経済的に大きなダメージを与えることができるのですが、浮気相手に慰謝料請求する方法として具体的に何をすれば良いのでしょうか。
まず慰謝料請求と聞くとすぐに裁判を連想する方も多いかと思われますが、裁判まで話がこじれるというケースは多いというわけではなく大抵は話し合いで決着しますので、証拠をしっかり押えた上で弁護士に相談して内容証明郵便で慰謝料を請求するという方法からはじめることになります。
これはあくまで手始めの手段なのですが、相手に心理的な圧迫を加えるのには非常に有効な手法で、返信を待ち示談を行うことになります。
示談は決着をつける方法としては手っ取り早く、交渉をご自身で行い示談書を作成するのでも良いのですが、法律的な知識もなく交渉事に弱いという方であれば弁護士に任せても良いといえます。
ただし中にはごねる相手もおりますので、そうした場合には簡易裁判所で調停を申し立てることになり、そこでも不調であれば地方裁判所に訴訟を起こすことになります。
浮気相手への慰謝料請求の相場と時効
つづいて請求額の相場についてですが、個々の不貞行為により損害の程度が大きく異なりますので請求額の相場が決まっているというわけではないのですが、判例を見たところでは50万円から400万円ほどになることが多く、相場としては200万円ほどの請求額になるケースが多くあります。
また時効に関しても決まりがあり、3年以内であれば慰謝料の請求権があるのですがそれを超えてしまうと時効が成立して申し立てが出来なくなります。
ただこの期間内に裁判所に申し立てを行い支払いの判決が確定すれば、さらに慰謝料を実際に押えるまでの時効が10年延びることになりますので、いずれにせよ早期に請求することが必須であるといえます。